トヨタ最大の研究開発機関、中国に設置へ

トヨタ最大の研究開発機関、中国に設置へ。

タグ: トヨタ研究開発機関

発信時間: 2011-10-24 17:25:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本のトヨタ自動車の豊田章男代表取締役社長はこのほど、中国における研究開発の一大拠点となる豊田汽車研発中心(中国)有限公司(TMEC)の着工式典に出席した際、「トヨタはこれから第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)期間に、国産ハイブリッドエンジンを搭載した車両を開発し、2015年頃をめどに一汽トヨタと広汽トヨタでの生産・販売を実現させたいと考えだ」と目標を語った。中国経済網が伝えた。

 今年8月末現在、トヨタのハイブリッドカー(HEV)の販売台数は世界全体で330万台を突破し、省エネと新エネルギー車の量産化を実現させた数少ないメーカーとなった。トヨタの技術を主管する吉貴寛良常務役員によると、トヨタのハイブリッドシステムは蓄電池の電力エネルギーを利用した電気機械の駆動が可能であり、純電動モデルでの走行を実現することができる。トヨタにはこうしたハイブリッドエンジンのコアユニット(電池、電気機械など)という基礎があるため、ハイブリッド技術をプラグインハイブリッド自動車(PHEV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCHV)へと発展させることが相対的に容易だという。

 中国市場にPHEVをできるだけ早く導入するため、トヨタは2010年末から中国自動車技術研究センターと共同でPHEVの実証走行実験を行ってきた。吉貴常務役員は、トヨタのハイブリッドシステムのコアユニットの技術には、未来の新エネルギー車と共通する技術があると述べ、また「現在、EVとPHEVの開発に力が入っており、2013年には関連車種を導入する見込みだ」と話す。

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