新研究開発センターのTMECは江蘇省常熟市に建設され、敷地面積は234万平方メートル。投資額は6億8900万ドルに上るとみられ、トヨタにとって最大のテストコースになる見込みだ。またここでは未来のHEVのコアユニットや既存車種向けのエンジンの国産化が達成されるとともに、トヨタの最先端技術が導入され、研究開発業務が行われる予定だ。
豊田代表取締役社長は「このことは、これまでトヨタ本社が合弁企業に対して行ってきた技術支援戦略が中国本土にも及んだことを意味する」と指摘し、一汽トヨタと広汽トヨタは今後、新研究開発拠点での研究成果を完成車の開発に応用し、TMECはこの2つの協力パートナーの合弁の研究開発センターと手を取り合って、中国における研究開発のトロイカを構成し、トヨタの中国における研究開発事業をより一層充実させることになる、との見通しを述べた。
「人民網日本語版」2011年10月24日