7月23日の温州高速列車追突事故の後、8月10日、国務院常務会議は高速鉄道および建設中プロジェクトの安全を全面的に検査し、新たに建設する高速鉄道の運営初期の速度を引き下げ、計画中のプロジェクトに対してあらためて安全評価を行い、新規プロジェクトの認可を一時停止することを決めた。
そんな中、事故発生後に融資難となり、多くの建設中プロジェクトで資金供給が途絶えるという状況が生じた。鉄道インフラへの投資は5月から4カ月続けてマイナス成長となっており、その動きは年内続く見通し。建設停止や開通時期の延期となった鉄道は現時点で約1万キロに及ぶ。
「十二・五」期の鉄道計画は、これまで数回の調整が行われてきた。鉄道部の劉志軍元部長は在任中、「十二・五」期末に全国の鉄道営業距離を12万キロ以上にし、高速鉄道を5万キロ、西部地域の鉄道を5万キロにする計画を打ち出した。