国務院国有資産監督管理委員会は21日、「中央企業2010年度企業別国有資産運営状況表」を発表し、中央企業120社のうち102社の、昨年の「成績表」を発表した。中国石油天然気(中石油)が1241億8000万元、中国移動(チャイナ・モバイル)が972億7000万元、中国海洋石油(中海油)が742億3000万元、中国石油化工(中石化)が721億2000万元、神華集団が468億6000万元の純利益をあげ、「最も利益をあげた中央企業」のトップ5社となった。中国聯通(チャイナ・ユニコム)は41億4000万元の赤字を計上し、最下位となった。新華網が23日に報じた。
データによると、中央企業102社の昨年の資産総額は24兆4274億6000万元に、純利益総額は8522億7000万元に、親会社に帰属する純利益総額は5534億2000万元に、納税総額は前年比31.7%増の1兆4840億4000万元に達した。国有資産監督管理委員会研究センターの専門家、許保利氏は、「中央企業の今回の成績表は、例年よりも理想的な業績を示した。中央企業の全体的な発展と業績の成長速度は、中国のマクロ経済の大勢と一致し、例年を上回るものとなった」と指摘した。