◆中国人購入者は現金の支払いが主流
同報告書によると、外国人購入者の62%はローンを組まず、直接現金によって取引を行っている。
ロナルド・フィリップス主席は、「特に中国人購入者は、米国の不動産ローンについて詳しくなく、現金による一括払いが主流だ」と語った。
ニューヨークの北京市民会の蒋健会長は、「中国人にはグリーンカードがない。つまり米国の銀行では信用に関する記録がなく、ローンが組めないため、現金払いしかない」と指摘した。
◆住宅購入目的、長期的居住が中心
ロナルド・フィリップス主席は、「中国と比較して米国の不動産資源には余裕があり、価格も安く投資の危険性が低い。中国人にとって理想的な選択だろう」と語った。
同氏によると、外国人購入者の住宅購入の用途は、長期的居住が37%、家族や友人とのバカンスが28%、賃貸しが16%、テナントが4%となっている。また上述した用途の全てに当てはまるという回答が13%に達し、用途が不明とした人も2%に達した。中国人購入者にとっての主な用途は、長期的居住とビジネス投資の2種だ。うち長期的居住が絶対的な比率を占めている。
「人民網日本語版」2011年11月2日