政策
微調整余地あり
HSBC中国チーフエコノミストの屈宏斌氏は、建設中プロジェクトへの投資は安定した増加を続ける見通しで、そんな中で、中小企業と保障性住宅の建設に対して引き続き緩和策がとられると見ている。その一方で、近いうちに金融政策が完全に方向転換することはないとした。
オーストラリア・ニュージーランド銀行の大中華圏経済責任者、劉利剛氏は、経済成長率が減速している中で、中国は「一定範囲の緩和」と「部分的緩和」を加速化し、中国の監督管理部門は中小銀行の預金準備率を引き下げ、中小企業への融資を奨励する可能性もあると分析する。
また宋宇氏は、「外貨準備高は今も高水準を維持し、外貨準備増加に伴う自国通貨の放出額は2000億元に達している。外貨の流入が大幅に減少しない限り、準備金を引き下げる必要などまったくない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月3日