中国国土資源部の汪民副部長は6日、「ここ数年、調査や評価の強化によって、中国の鉱物資源の潜在力が明らかになっている。今後は鉱物資源探査突破戦略行動を加速化し、エネルギーや不足資源、新たな資源の開発を優先して行い、鉱物資源の探査における大きな飛躍を実現する必要がある」と述べた。
中国の主要鉱物資源の潜在力の評価作業は来年末に完了する。国土資源部はこのほど、鉄、アルミ、銅など13種類の鉱物資源の探鉱有望地域を新たに決めた。その多くの地域で、潜在的な資源量が確認埋蔵量の数倍に達している。
鉱物資源探査突破戦略行動の実施を加速
汪民副部長が2011年中国国際鉱業大会で明らかにしたところによると、国土資源部は鉱物資源探査突破戦略行動の探査を担う47地域をすでに決めている。年内に探査地域の鉱業権の設定案の審査を終え、新たな鉱業権を付与する方針。