しかし、ボーイング787の先行きは順調ではなかった。もともと2008年に全日空に引き渡されるはずだった同機が正式に導入されたのは今年9月26日。それまでに中国の三大航空会社を含む多くの航空会社が、相次ぐ納品の延期にしびれを切らし、注文のキャンセルや機種の変更を行った。
中国南方航空に今年引き渡されるはずだったボーイング787も納品が延期となっている。南方航空の責任者によると、今年年末の予定から来年7月に延期になったという。
中国東方航空は今年10月に、延期が相次いだことを理由として、同機24機の注文をキャンセル、代わりにボーイング737を45機注文した。中国国際航空もボーイング787の契約条件を変更した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月8日