日本財務省が11月8日に発表したデータによると、10月末の外貨準備高は、前月比92億8900万ドル増の1兆2098億ドルとなり、2カ月ぶりに増加した。財務省は、ユーロや金相場の上昇が主な原因だと説明した。
外貨準備高の内訳は、外国債券が1兆1160億ドル、金準備が423億6600万ドル、国際通貨基金(IMF)リザーブポジションが175億5600万ドル、特別引出権(SDR)が203億8000万ドル、その他資産が4億6600万ドルだった。
日本政府は10月31日に8兆円規模の円売り・ドル買い介入を実施したが、その資金は11月の決算に反映されるため、11月末の外貨準備が過去最高水の準に達するのは確実となる。
2008年2月末、日本の外貨準備は初めて1兆ドルを超えた。2011年8月には、1兆2100ドルまで増加していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月9日