不動産市場の繁栄は中国の経済成長を後押し、大量の雇用を生み出している。しかし、現在、多くの投資家が中国不動産市場の勢いが終息に近づいているのではないかと心配し始めている。「不動産バブルが崩壊したら、中国経済はどうなるのか?」投資家がこのように心配するのには理由がある。中国はいまやアメリカに次ぐ世界第二の経済体なのだ。
バークレイズ銀行は8日に発表したレポートで、「投資家は中国の不動産市場の未来について心配する必要は全くない」とした。レポートによると、中国の不動産市場は1980年代の日本の不動産バブル、そして2000年代に入ってからのアメリカのバブルと本質的に異なっており、たとえ市場に軽いバブルが起きたとしても、それが崩壊する可能性は全くないという
日本の不動産市場は1982年から1991年に驚異的な上昇を見せ、最終的に崩壊したバブルが「失われた10年」を招いた。アメリカの不動産市場も1996年から2006年に同じような繁栄を見せたが、サブプライムローン危機によりバブルがはじけた。