中国の不動産市場も2000年から現在まで驚異的なスピードで上昇しているが、バークレイズ銀行は「『失われた10年』やサブプライムローン危機が中国で発生する可能性は皆無である」とした。
バークレイズ銀行よると、中国の不動産市場は以下の4つの点で、アメリカや日本と異なっているという。一つ目は経済の急速な発展が国民の収入を増加させていること、二つ目は大規模な都市化が非弾力的な需要を生み出していること、三つ目は国内の投資ルートが限られており、投資家に他のオプションがないこと、四つ目は家庭で収支のバランスがとれており、多大な負債が生まれていないこと、である。
バークレイズ銀行は、この4点が中国不動産市場のエアバッグの働きをするため、うまく調整がなされるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月10日