APEC CEOサミット、PwCが最新の調査結果を発表

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発信時間: 2011-11-12 16:06:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

APEC(アジア太平洋経済協力会議)のCEOサミットが10日に行われた。PwC(プライスウォーターハウスクーパース)は「2011年APEC CEO調査」の結果報告を発表し、その中で「アジア太平洋経済は今まさに岐路に差し掛かっている。世界で数えるほどしかない経済の注目点のうち、アジア太平洋で進行中の経済モデルチェンジが世界経済戦略に与える影響は最大のものだ。その中でも中国は最大の注目点だ」との見方を示した。

同調査はPwCが今年7-9月にかけ、APEC加盟国・地域の業界リーダー320人あまりを対象に実施したもの。大手企業のCEOおよび上層部経営陣20人に対しては、より詳しいインタビューも実施された。

調査結果報告の内容は以下のとおり。

現在、いくつかの不確定要素があるものの、CEOたちはアジア太平洋の新興国における自社の増益について、いずれも楽観的な見通しを持っている。彼らはこれらの新興国が重要な転換期に差し掛かっていると見ており、投資の大部分をアジアの地域経済に投じている。また、回答者の44%はアジア(特に中国)における消費力の向上が自社にとって最大の成長機会になるだろうと回答している。

消費者市場は投資の原動力であり、中国は極めて魅力的な消費者市場を有している。今後3-5年以内に対中投資を行う企業のうち、55%が投資ターゲットを消費者市場に転じると答えた。このほか、急速に発展する中国サービス業市場の中にも新たな投資の流れが生まれており、投資の約3分の1が、中国市場拡大に向けた研究開発、管理、財務分野に投じられる見込みだ。

消費者ニーズ、製造業、金融、管理、研究開発分野において、中国への投資を望むとした人の割合は、米国への投資を望むとした割合を大きく上回った。

今後3-5年間の市場競争の中で強固な足場を固めるために、大多数のCEOは「企業のイノベーションと人材戦略を根本的に変更する必要がある」と答えた。多くの企業が中国やその他のアジア・ラテンアメリカ市場に重心を移す中、94%のCEOは「企業のイノベーションと人材戦略を変更している」と答えており、うち約半数は「大幅に変更している」とした。

中国の経済発展においては、高級管理人材不足という問題がますます顕著化している。高齢化などにより、中国、日本、韓国、ロシアなどの人材不足は今後20年でより深刻化するだろう。正しい人材戦略の制定は、アジア太平洋の企業が直面する最も複雑で切迫した課題だ。(編集SN)

「人民網日本語版」2011年11月12日

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