中国商務部の沈丹陽報道官は11月16日に開かれた定例記者会見で、中国は今後も温家宝総理が広州交易会で示した「安定成長、構造調整、均衡促進」の方針にもとづき、貿易の安定した成長を図ると述べた。
会見で沈丹陽報道官は具体的な対策として以下の3点を挙げた。
1. 外国貿易政策の安定を維持する。企業が述べるように、安定した成長を遂げるためには、安定した政策が最も重要となる。我々は積極的な措置をとり、貿易政策の安定の維持に努める。
2. 貿易構造の調整と最適化を継続し、技術、ブランド、質、サービスを核とする新たな貿易競争力を育成する。不利な状況に直面したときに、いかにして危機をチャンスに変えられるか、いかに不利な要素を有利にするかについて、商務部と企業はともに検討し対応する。不利な状況でも、政策が適切であれば、構造の調整によい影響を与える。
3. 輸入を拡大し、バランスのとれた貿易の発展を推進する。我々はここ2年間、輸入拡大を奨励する政策や措置を施してきた。近いうちにまた新たな政策を発表する予定である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月16日