日銀は、欧州債務危機について、「欧州経済のみならず国際金融資本市場への影響などを通じて、世界経済の下振れをもたらす可能性がある」とし、アメリカ経済に関しても、「バランスシート調整の影響などから、減速が長引く可能性がある」と警戒感を示した。新興国・資源国経済は「物価安定と成長を両立することができるか、なお不透明感が強い」とした。
日銀は最後に、「金融市場の安定確保や成長基盤強化の支援を通じて、日本経済がデフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰するよう続けていく」と明記した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月17日