写真は蒋耀平商務次官(右)とセズベラ事務局長が「経済・貿易協力枠組み協定」に署名している様子
中国と東アフリカ共同体(EAC)は17日、「経済・貿易協力枠組み協定」に調印した。タンザニア訪問中の中国の蒋耀平商務次官とEACのセズベラ事務局長がアルシャで協定に署名。これは中国とアフリカ・サハラ地域との初の経済・貿易協力の仕組みが正式発足したことを示している。
協定調印に先立ち、蒋次官はセズベラ局長と共同議長を務め、アルシャのEAC本部で中国EAC経済・貿易合同委員会第1回会議を開いた。会議で蒋次官は貿易円滑化の推進、投資協力の深化、クロスボーダーのインフラ整備協力、開発援助協力の強化を提案した。
蒋次官は、中国はEAC加盟国との関係を重視し、EACの統合を支持ており、多くの分野で協力を強め、経済・貿易関係の新たな進展を図る用意があると表明した。
セズベラ局長は中国との経済・貿易協力の仕組みを高く評価し、中国の提案に前向きの姿勢を示した。またセズベラ局長は蒋次官に同行してタンザニアを訪問している中国の28の企業、銀行、投資機関の幹部約40人が参加する代表団と経済・貿易協力の拡大、深化について率直に意見を交換した。
中国の劉昕生タンザニア駐在大使兼EAC駐在大使は会議の後、中国政府を代表し、EACに10万ドルを贈与する取り決めに署名した。