瑞銀証券は、「10月の新規貸付額が5868億元になるなど、政府が金融政策の緩和に動いていることを示している。金融政策の緩和は銀行貸出規模の拡大、資金コストの低下、資産リスクの減少などにつながるものの、資産収益率などにマイナスの影響を与えるため、今年のA株市場上場銀行の純利益は前年比30%増になる」とした。そのほか、瑞銀証券は第4四半期の月平均新規貸付額は約5500億元、年間の新規貸付額は7兆3000億元に達すると予測した。
来年の見通しについて、業界関係者は軒並み保守的な態度を示している。アナリストの見積もりでは、2012年の上場銀行の純利益は15%~20%増になるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月22日