この見方にもとづけば、財政支出規模が経済危機時に行われた前回の規模を下回ることはない。白副所長によると、財政支出にはいくつかの変化が見られる。まず、財政支出規模の増加は必然的な動きとなり、中国は基礎的な公共サービスへの支出を増やしている。
また地方債について、白副所長は、近年の中央財政の債務依存度の上昇、財政支出規模の確実な増加と財政制度の改革は、今後も地方債発行の圧力になると見ている。過去の財政収入の大幅な増加は主に税収の増加によるもので、特に輸入関税と所得税の割合は近年上昇し続けている。
「財政収入が大幅に増加し続ければ、地方債発行の圧力は軽減されるが、続いて資金力の大幅増加の持続可能性について検討する必要がある」と、白副所長は述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月24日