ロジャーズ氏は、「エネルギー、農業、サイエンステクノロジー、観光、これらは中国において非常に将来性のあるセクターになる」と述べた。また、ロジャーズ氏個人の中国投資については、「市場が底を打つまで待つ」とした。「何度も中国株に投資しているが、最後に投資したのは3年前。私が最も多く保有する中国株は張裕B、これまでまだ売ったことはない。」調べによると、ロジャーズの保有する張裕Bはすでに40倍近く上昇している。
ロジャーズ氏は、中国はさらに資本市場を開放すべきだと呼びかけた。ロジャーズ氏は「日本やブラジルはもちろん、インドでさえも電話一本で投資ができる。しかし、中国は非常に複雑なステップが必要となる。中国の官僚は世界からの投資量は非常に少ないと言っているようだが、実際は、外国の投資家を効果的にひきつけ、投資をさせる政策を出していないだけだ」と指摘する一方で、今後の世界の金融センターはアメリカから上海や深セン、鄭州、大連に移るとの見方を示した。