中国国土資源部は24日、「全国石油・ガス資源動態評価2010」(以下、「評価」)を発表し、石油の生産量が2030年まで年間2億トンで推移するとの見通しを示した。
「評価」によると、全国の石油の地質資源量は881億トン、可採埋蔵量は233億トンで、これまでの予測よりそれぞれ15%、9.9%増加した。確認埋蔵量は34%増。そのうち、渤海湾の探査には成果が見られ、地質資源量は225億トンから277億トンに増加した。オルドス盆地も開発技術の進歩により、地質資源量が74億トンから129億トンに増加した。そのほか、北部湾の石油地質資源量も7億6000万トン増とこれまでの倍となった。しかし、石油資源品質は落ちているという。
全国の天然ガスの地質資源量は53兆立方メートル、可採埋蔵量は32兆立方メートル、これまでの予測よりそれぞれ49%、45%増加した。確認埋蔵量は18%。