双方向変動の拡大契機を迎える人民元レート

双方向変動の拡大契機を迎える人民元レート。

タグ: 人民元レート

発信時間: 2011-11-24 15:26:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

世界情勢と国内経済のファンダメンタルズからみると、人民元の切り上げ観測には変化が生じ始めている。経済の鈍化、輸出の減少、そして海外情勢が日々不透明化する中、市場の需給関係をベースとする人民元レートは双方向の変動を拡大する好機を迎えるかもしれない。

温家宝総理はこのほどオバマ米大統領と会談し、「中国は人民元相場の動きを注視している。引き続き自主的、漸進的、制御可能という原則にもとづいて、着実に改革を推進し、人民元レートが双方向で変動できる弾力性を強化する」と述べた。

今年に入ってから、人民元対米ドルレートは最大で4.6%上昇。これは市場が年初に予測した3%~5%の上限に限りなく近い。また、2005年の為替制度改革から現在までに、人民元は累計で23.68%上昇している。これに対し、多くのアナリストが、「国際市場の中で米ドルの不安定さが増している今こそ、一方的に人民元を切り上げるのを止め、双方向に変動するよう弾力性を強める絶好の時期である」と分析した。

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