各国、各民族の習慣や考え方にはそれぞれ異なった特徴があるものだ。グローバル化の進む今日、人びとの生活環境は大きく変化し、自国の人だけでなく、他国の人との交流機会もますます増えている。各国、各民族の性格や特徴を把握しておくことは、交流・交際に役立ち、特に経済貿易に携わっている人にとってはなおさら重要なこととなっている。
日本経済新聞社の子会社で、出版社の日経BP社がこのほど、日中貿易に長期携わっている企業家がつづった「中国との貿易交渉の経験と教訓」と題する文書を紹介。作者は文章の中で、自身の経験をまとめ、中国人と交渉する際の注意事項を数々あげている。
経験1
ビジネス交渉がどんなに白熱していても、お酒の席では必ず、和やかな雰囲気を保たなければならない。ただ注意が必要なのは、お酒の席で打ち解けたからといって交渉が成功するとは限らないということ。