王建氏は「この三本柱はどれも楽観視できない。我々は変化する必要がある。外需型から内需型の経済発展に切り替える必要がある」という。中国の都市では多くの出稼ぎ農民が働いている。家族が都市に来ることはまれで、彼らの消費習慣は農村にいるときとほとんど変わらない。そのため、現在の都市人口は6億人に上るが、都市的な消費を享受しているのはそのうち4億人である。全国には9.5億の農民がいるが、彼らが都市にやってきても消費が旺盛になることはなく、内需は拡大しない。
「工業化が工業を生み、都市化が消費を生む」。王建氏は、都市化こそが中国経済の停滞を打ち破る唯一の道だと言う。都市化を進めるためには、日本のような「都市圏」を構想する必要がある。都市圏には多くの生産拠点を作り、地産地消を基本に、効率的に農地を耕し、効率的な土地活用をするべきだと提案している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月30日