独BMWとトヨタ、技術協力の理由

独BMWとトヨタ、技術協力の理由。 独BMW社とトヨタ自動車は1日、戦略的提携を結んだ。2社は「互恵式」の技術協力を通じて世界の自動車市場、とくに次世代の環境技術の開発で各自の優位的地位を今後も確保したい考え。相手の技術的優位性によって自社の力を強めること、そして強力な提携を通じてウィンウィンを実現すること…

タグ: トヨタ BMW 提携 自動車市場 環境技術

発信時間: 2011-12-05 11:38:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

BMW社は今年2月、仏PSAプジョー・シトロエンとハイブリッド車を生産する合弁会社を設立すると発表。業界関係者によると、トヨタとの技術提携はハイブリッド技術面の経験を学ぶのがねらい。トヨタは大規模リコールや東日本大震災の影響で、今年市場シェアを大きく縮小した。トヨタブランドに対する市場の信頼を回復し、欧州市場の環境基準を満たすためには、ハイブリッド技術だけでは足りない。欧州での地盤を拡大するため、トヨタはBMWが生産する燃費のよい、人気のディーゼルエンジンが必要なのだ。しかも技術供給であれば、ディーゼルエンジン技術開発にかかる大規模な重複投資もせずに済む。

大手自動車メーカー2社の提携で成果が出るかはまだ経過をみる必要があるが、市場競争が激化する中、長所を取り入れ短所を補う形で自社の技術的進歩を図ることは、企業発展の道の一つであることは間違いない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月5日

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