国内自動車流通市場の不整合、マーケティング水準の低さ、中古車取引規模の低迷などの問題について、中国商務部市場建設司の曹徳栄副司長は1日、「十二・五(第12次五カ年計画、2011-2015年)」期間中に、自動車流通システム構築の加速、市場環境の改善、ユーザー満足度の向上、自動車消費の拡大を図り、中国自動車市場の持続可能な発展を促進すると述べた。
同副司長は「2011年中国自動車流通業界年会」で、「『十一・五(第11次五カ年計画、2006-2010年)』期間中、中国の自動車販売台数は3倍に拡大し、世界一の自動車販売国になった。自動車の流通規模は拡大を続けており、流通ネットワークもさらに整備され、自動車流通の現代化レベルが向上した」と述べた。
また、同副司長は次のように述べた。「商務部は『十二・五』期間中、自動車流通システムの構築を加速し、現代化レベルの向上させる。まず、自動車マーケティングとサービスシステムを整え、マーケティングネットワークの合理化を推進、農村部における自動車流通ネットワークも構築する。さらに、サプライヤーと代理店との安定した関係を築き、代理店の権利を保護する。また、中古車市場を発展させ、信頼できる中古車経営を推進するほか、中古車流通方法を刷新する。そのほか、自動車部品の流通を促進し、自動車サービスの品質を向上させる。さらに、廃棄自動車の回収、解体業を発展させ、持続可能かつエコな自動車消費を実現する。」
同副司長によると、商務部は上記の目標を実現するために、健全な法体系の整備を加速するほか、「自動車ブランド販売管理実施方法」の改定や「廃棄自動車回収・解体管理条例」や「自動車強制廃棄標準規定」など一連の法規の発表を急ぎ、関連政策の整備も進めていく。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月6日