パナソニックが長年誇ってきた事業を手放すことが分かった。
競争が激化する中、ビジネスモデルの徹底的な刷新なくしてはかつての栄光を取り戻せないことを、パナソニックはすでに認識しているようだ。
同社がテレビ市場において徐々に力を失ってしまった主な原因として、プラズマテレビに固執してきたことが挙げられる。中国における2010年のフラットパネルテレビ市場を例にとると、液晶テレビの売上は3,400万台だったのに対し、プラズマテレビはわずか161万台だった。世界のテレビ売上数で見ると、液晶テレビが1億8,000万台でプラズマテレビが1,500万台足らずだった。