中国が世界貿易機関(WTO)に加盟してから10年が経過した。この間の出来事を振り返り、十大ニュースを選んでみた。
(1)中国が世界一の輸出国、世界2位の輸入国に
税関総署は2010年1月10日、09年の中国の輸出入額は世界金融危機を背景としながらも貿易大国に比肩する伸びを維持し、中国は世界一の輸出国になるとともに世界2位の輸入国になったと発表した。WTO加盟以来、貨物貿易の輸出入規模は01年の5098億ドルから10年は約3兆ドルに増加し、輸出は約6倍、輸入は5.7倍、それぞれ増加した。WTO加盟後は対外貿易が猛烈な勢いで発展して、国民経済の成長を力強く支えると同時に、世界の経済発展に動力を提供し、中国と世界との相互利益を実現させた。
写真は浙江省義烏市で商店を経営する余ショウさん(右)が中南米の業者にぬいぐるみの新商品を説明しているところ(2011年7月17日撮影)。中国は世界最大の玩具輸出国であり、欧州連合(EU)への玩具輸出大国であり、2010年には世界の玩具貿易額全体の約70%を占めた。
*ショウ:「女偏」に「捷」の旁