ウォールストリートジャーナルによれば、人材派遣のマンパワーグループ (ManpowerGroup Inc.)が最近公開した企業の最新雇用予測調査で、ここ3カ月の中国の雇用環境はやや悪化し、欧州問題や世界経済の見通しの不確定性という2つの要素が、中国の雇用主の人材募集計画に深刻な影響を与えているという。中国の雇用主はすでに5四半期連続で雇用計画を縮小しているという。
マンパワーによれば2012年第1四半期の新規求人は、多くの調査対象の大型労働市場で勢いがやや緩やかになるという。というものの、調査対象の75%にあたる国と地域の雇用主は依然として2012年の年初に人員増加を予定している。
中国の純雇用予測指数は昨年同期比で5分の1まで落ち込み17%となっている。中国は依然として最も雇用意欲が活発な経済体の1つではありつつも、ブラジルやインドの純雇用予測指数の半分の数値となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月15日