中国環境保護部は12日、「原子力の安全と放射能汚染防止に関する「十二・五」計画および2020年までの長期目標」(以下、「計画」)を策定したと発表した。これは原子力の安全基準引き上げに向けた計画である。国務院の承認を経て近く発表されることになっている。エネルギー分野に詳しい専門家は、「原子力の安全基準が上がれば、原子力発電の安全な発展が保証される。しかし、コストの上昇は免れず、原子力発電への投資はやや鈍化する可能性が高い」と分析した。
原子力安全基準の引き上げ
「計画」は、「十二・五(第12次五カ年計画、2011-2015)」期間中に原子力の安全基準を引き上げるとしている。環境保護部は、「原子力設備と技術応用の安全レベルを引き上げ、放射能汚染のリスクを下げる」と発表、原子力分野の安全な発展を進めていくとした。
調べによると、「計画」は原子力発電、原子炉実験、核燃料サイクル、技術応用、安全設備、ウランの精錬、老朽原子力設備の淘汰、応急処置、監視・管理などについて、具体的な任務と保障的措置を明記した。