原子力発電への投資に影響も
業界関係者の間では、「原子力の安全基準が上がれば、原子力発電への投資に影響がでる」との懸念が広がっている。中原投資顧問新エネルギー事業部の蕭函研究員は、「『計画』は今後の原子力発電の健全で持続可能な発展の保証となる」と述べ、原子力事業の長期的な方針には影響がないとの見方を示したものの、「安全基準が上がれば、一時的に原子力業界への投資は減少するだろう」との見解を示した。
アモイ大学エネルギー経済研究センターの林伯強主任も、「原子力の安全基準が上がれば、原発企業による候補地選びの難度が増し、安全保障面でのコストも上がる。そうなれば、原子力発電事業の成長速度は間違いなく鈍化する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月14日