中国商務部は15日、11月の対内直接投資(FDI)が前年同月比9.76%減の87億5700万ドルだったと発表した。中国のFDIは2009年8月以来のマイナスとなった。
業界別にみると、製造業への投資の減少がFDI低下の主因となった。
データによると、1-11月における製造業のFDIは前年同期比7.56%増の473億1500万ドルだったものの、1-10月の伸びと比べると3.6ポイント低下。また、月ベースでみると、製造業のFDIは3ヶ月連続でマイナスとなった。
全産業に占めるFDIの比率をみると、サービス業が初めて製造業を上回った。1-11月のサービス業のFDIは前年同期比18.54%増の487億6800万ドル。そのうち、ラジオ・映画・テレビ、社会福祉、観光、パイプライン輸送、航空運輸などの業界のFDIが大きく増加した。