中国商務部外貿司はこのほど、2012年のレアアース輸出許可業者と審査待ち業者を公表し、レアアース輸出割当枠の調整が大きな注目を集めている。輸出割当枠について、商務部国際貿易経済合作研究院・中国対外貿易研究部の金柏松副主任は「中国証券報」に対し、2012年のレアアース輸出割当枠は減少するが、その規模はそれほど大きくないとの見方を示した。
監督管理が引き続き強化
商務部が公表した2012年のレアアース輸出許可業者リストを見ても、輸出規制が厳格化していることがはっきりわかる。第1陣許可業者はわずか11社で、包鋼集団傘下の包鋼稀土、包頭天驕清美稀土抛光粉有限公司、包頭華美稀土光科有限公司、内蒙古和発稀土科技開発股フェン有限公司の4社はいずれもリストから外れた。2011年、包鋼集団は一般貿易レアアース輸出割当枠を2695トンと3220トン獲得している。