聯想(レノボ)の目標はヒューレット・パッカード?
エイサーとデルを超え、パソコン業界2位に上りつめたレノボは、今度は世界トップの座を目指している。ヒューレット・パッカード(HP)が日本で販売するノートパソコンの生産を中国から東京に移転すると発表したのに続き、レノボも一部の得意先が注文した商用パソコンの生産を日本に移転することを検討していると発表した。世界で3番目に大きいPC市場といわれる日本で、レノボとHPは激戦の準備を進め、一触即発の状態となっている。
「メイド・イン・ジャパン」が意味するもの
レノボの関係者が「華夏時報」に明かしたところによると、同社は日本の一部の得意先が注文した商用パソコン(デスクトップ型、ノート型)をNECの工場で生産することについて調査している。消費型のパソコンの生産は引き続き中国で行うという。
日本メディアの報道によると、レノボは中国およびその他の地域のパソコン製造部門の一部を日本に移転させることを検討している。メディアはレノボ・グループのミルコ・ファン・ドュイル上席副社長の言葉を引用し、同社が一部製品の生産を山形県米沢市に移し、「戦地移転」を通して生産性を向上させ、レノボブランドの日本での影響力を高め、日本における市場シェアを30%に引き上げる方針であることを伝えた。