中国国家海洋局の劉賜貴局長はこのほど開かれた全国海洋会議で、2011年に沿海地区の開発を積極的に実施した結果、海洋経済の安定した成長を維持できたと評価した。海洋局によると、2011年の海洋総生産(GOP)は、前年比13.1%増の4兆3000億元を突破、新規雇用創出は70万人に達する見込みだという。
国家海洋局は今年、沿海地区の経済成長を支えるため、2万ヘクタールの埋め立てや海洋整備プロジェクト25事業の発動、無人島の使用権競売、7つの海洋公園選定など、一連の措置を講じてきた。
劉賜貴局長は、「2011年も全海域における定期巡航を継続した」と述べ、中国が主張する海域における不法な石油・ガスの開発、海洋測量、軍事偵察活動を重点的に監視したことを明らかにした。また、劉賜貴局長は遼寧省、江蘇省、広東省、広西チワン族自治区、海南省などの地方政府も巡航に協力したと述べた。
劉賜貴局長は、中国の海洋事業が直面している問題として、以下の点を挙げた。