また、年末が近づき、保有外貨による人民元換金が集中したことも、人民元上昇の原因となっている。年末の利益計上に絡み、輸出業者や銀行が保有している米ドルを売りに出している。
そのほか、中央銀行が日本の中国国債購入を発表したことも、人民元が高騰した原因となった。この発表は国際市場の人民元に対する信用と需要を高める効果をもたらした。
現在までに、多くの機関が来年の人民元上昇幅は縮小すると予測しているが、年間の上昇幅は2%~3%を維持できる見込みである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月27日