1月2日付ドイツの経済紙の報道によると、3兆2千億ドルという巨額の外貨保有率を誇り円高を続ける日本と中国が海外投資を加速させている。アリババによるヤフーの買収準備の完了、ヨーロッパに500億ドルを投資する中国の投資会社など、中国は資産拡張の野心を隠さない。
同時に日本も、海外投資によって原発事故後の疲弊した経済の復興と労働力不足の補てんを図ろうとしている。
高止まりを続ける円は、日本企業の海外進出にとって有利だ。先週金曜日には1ユーロ100円の大台を破った。さらに、日本国内の利率が1%と低いのも海外進出に拍車をかけている。
他方、2011年に中国はドイツ企業から10億ドルの株式を取得している。中国と日本による対ドイツ投資は昨年比で500%から700%に増加した。