北京市の郊外区では一部農村地帯の都市化や特色のあるハウス園芸農業の発展に力を入れている。ある評論家の説では、やがてはアメリカの農業のような効率性の高いものによって、農村人口を漸進的に小都市に移していくことも考えられているらしい。今度の「中央農村工作会議」では、農村部住民の自由意志の尊重も強調されている。農民を都市部のようなアパートに移すようなことを性急にすすめてはならないことも強調されている。
中国は耕地面積の少ない国であるので耕地の確保も重要な事柄であり、また、良種、科学的農法による増収を目指すことも強調されている。
総合国力の増強、自主的開発力の向上、農業の近代化によって、21世紀の次の30年には中国経済はさらにグレードアップするにちがいない。そして、公約した政策にしたがって農村の近代化を徐々におしすすめ、数億の農村部住民を漸進的に小都市へ移し、第三次産業その他に従事させることによって、中国は近代化の壮大なグランド・デザインを書き上げていくにちがいない。こうしたことが実現したあかつきには、中国は平和的発展の中で、さらなる国際貢献をしていくことであろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月5日