統計によると、重慶市GDP(域内総生産)は2011年に1兆元に迫り、「1兆元グループ」入り目前となった。
重慶市発展改革委員会の楊慶育主任は取材に対し、2011年の重慶経済は急速かつ良好な発展を実現したと話す。「急速」と述べたことについて、「全国ランキングを見ると、重慶市GDPは2008年の5位から2009年は3位、2010年は2位、2011年には1位になった」と説明。
また「良好」と言ったことについては、「中国科学院の研究結果を見ると、重慶市GDPの質指数は全国11位、西部地域1位になっている」と例を挙げた。楊慶育主任によると、「急速」と「良好」は「縮差共富(格差を是正し、共に豊かになる)」の取り組みにおいて更に明確に現れている。都市部と農村部、地域の格差は3.15対1と2.17対1に縮小し、ジニ係数も0.42に低下した。
2011年は22の省が「1兆元グループ」の仲間入りを果たし、3分の2の省がGDP1兆元を超えると見られる。「1兆元グループ」内の都市は中国経済の新たなけん引役となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月9日