中国国内で12月25日までに実施された2011年自動車のリコールは82回、対象車数は過去最高の180万台に達した。メーカー別では、75万台のリコールを実施した広汽ホンダがトップだった。国家品質検査総局の責任者は、リコールの監督管理を強化する中で、世界的リコール事件が相次ぎ、中国消費者に関わるリコールがほぼ同時に実施されるようになったとの見方を示した。
統計によると、82回のリコールのうち、国産車が38回、輸入車が44回で、いずれも2010年の60回と63回を大幅に下回った。一方で、国産車のリコール台数は2010年の100万台を大きく上回る170万台となった。輸入自動車のリコールは11万台にとどまり、昨年の17万台超を下回った。
2011年の累積リコール台数上位5社は、広汽ホンダ(113万9905台)、上海通用(24万6468台)、長安フォード(8万8082台)、北京現代(7万2868台)、神龍汽車有限公司(6万3491台)の順となった。