全国乗用車市場情報聯席会(以下「同組織」)は10日、2011年度の乗用車市場の生産販売状況を発表した。2011年、広義乗用車の生産台数は前年比4.3%増の計1442万2900台、卸売販売台数は5.2%増の1447万6000台に達した。同組織は、2012年の自動車市場は1桁成長にとどまると予想している。しかし硬直的需要が旺盛であることから、専門家は「今後5-10年間、自動車市場の販売台数は持続的に増加する」としている。中国証券報が報じた。
同組織はまた、「現在、中国の自動車販売台数は卸売販売台数を基準としているが、2011年の中国国産車(現地製造車)の国内末端販売台数は、卸売販売台数の統計結果を190万台下回った。2011年の中国国産自動車の国内末端販売台数の増加率は、前年比で実質的には7%減となった。卸売販売台数は、海外の税務部門が自動車メーカーの主営業収入を調べる際の根拠である」と指摘した。
◆通年の卸売販売台数が5.2%増
同組織のデータによると、2011年12月の広義乗用車(マイクロバス含む)の生産台数は前月比0.4%増(前年同期比5.6%減)の136万4100台、卸売販売台数は2.5%増(前年同期比4.8%増)の137万1100台に達した。
狭義乗用車は、乗用車市場の成長の原動力となっている。2011年、マイクロバスを除く狭義乗用車(セダン、MPV、SUV)の生産台数は前年比8.2%増の計1228万9600台、販売台数は5.8%増の計1156万3300台に達した。
同組織による自動車メーカーの販売台数ランキングによると、2011年国内外メーカーの卸売販売台数上位10社は、上海通用、上汽通用五菱、上海大衆、一汽大衆、東風日産、北京現代、長安汽車、奇瑞汽車、一汽トヨタ、比亜迪(BYD)の順となった。