税関総署は12日、2011年の中国の税関収入は前年比29.%増の1兆6142億1000万元だったと発表した。税関総署は同時に、関税の財政の健全化や経済構造の転換における役割を強調した。
税関総署の発表によると、税関収入には関税2559億1000万元で同26.2%増、輸入関連税収は1兆3583億元で同29.5%増。税関総署幹部は、大口商品価格の高止まりが税関収入増加の主な要因だとしている。2011年の輸入貨物の価格水準が前年比13.8%上昇し、輸入価格の上昇が同年の税関収入の増加に大きく寄与したという。
説明によると、2011年の輸入価格の上昇による税関収入増加分が約2100億元、年間税関収入増加分の約60%を占めた。原油、鉄鉱石、ダイズの平均価格は前年同期比でそれぞれ36.7%、29.3%、26.4%の大幅増となった。
また、全国税関における「両高一資製品(エネルギー多消費、高汚染、資源消費型製品)」への輸出関税徴収の強化により、2011年の関連製品の関税が45.7%増の190.8億元に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月13日