オバマ米大統領は19日、観光業発展の促進に関する行政命令に署名した。米国の国務省と国土安全保障省に非移民査証の申請手続きの簡素化と迅速化を求めるなど、中国人観光客にプラスとなる措置が採られる。
2011年、米国領事館が取り扱った中国人による査証申請は100万件で34%増加、ブラジル人による申請は80万件で42%増加した。
過去5年で、ブラジル人への訪米ビザ交付率は234%上昇、中国人への交付率は124%上昇した。2016年には中国、ブラジル、インドからの観光客はそれぞれ135%、274%、50%増加する見込み。
これら3カ国の米国経済への貢献は150億ドルに達し、中でも、中国人観光客とブラジル人観光客が1回の米国旅行で消費する額は平均6000ドルと5000ドルに上る。