中国工業情報化省の苗圩大臣は18日、2月1日より大型商用車の燃費規制を本格的に実施すると明らかにした。規制が開始されれば、中国の自動車工業の技術進歩やエネルギー不足などの問題解決につながると期待されている。
中国は1993年以前は石油輸出国として有名だったが、現在は世界第2の石油輸入国となっている。2009年の輸入依存度は51.3%と国際警戒ラインである50%を上回った。2010年の輸入依存度は53.7%、2011年は56.6%とアメリカを上回り、厳しい状況が続いている。
さらに、2011年末時点における中国の自動車保有台数は9350万台に達した。工業情報化省のデータによれば、2010年の中国の石油消費量は4億3900万トン、そのうちの46%が自動車による消費だった。控えめに見積もっても、2020年には自動車保有台数は2億台、自動車の石油消費量は4億4000万トンに達する見込みであり、強力な規制措置を講じなければ、石油の供給を維持できなくなる。