そこで、政府は大型商用車を対象にして規制を実施することにした。中国が保有する大型商用車の比率は全体の13.9%と普通乗用車よりも大幅に少ないが、2010年のデータをみると、自動車の石油消費の49.2%が大型商用車によるものだった。
中国は大型商用車による石油消費が非常に多く、燃費を規制する必要性がどの国よりも高い。一汽集団技術センターの李俊主任によると、大型商用車の燃費を10%下げられれば、毎年少なくとも770万トン以上のガソリンを節約できる。これは普通乗用車約770万台の石油消費に相当する量であり、節約の効果は非常に大きい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月21日