中国国家統計局が17日に発表した2011年の経済統計データに、世界の注目が集まった。中国経済に対して、「リスクや困難に直面する」とネガティブな見方も出る中、全体的には肯定的な反応が多かった。
米紙ウォールストリートジャーナルは、「中国の第4四半期の経済成長が予測を上回ったことを受けて、アジアの原油価格は17日に大幅に上昇し、再び1バレル100ドルを突破、世界エネルギー市場の見通しが明るくなった。韓国のGSカルテックスのアナリストは、『欧州問題により原油価格は下振れリスクに直面していたが、中国の経済成長がそのリスクを緩和した。また、中国は各国メーカーの輸出目的国となっており、中国経済の成長はアジアの石油需要にとって非常に重要である』との見方を示した」と報じた。
オーストラリアAP通信は、「豪ドルの対米ドルレートは18日に11週間ぶりの高値を記録。対英ポンドレートはさらに強気で、27年ぶりの高値を更新した。豪ドル高の主な要因は中国の経済成長によるものである。中国経済はオーストラリア経済の安定した成長によい影響を与えている」と報じた。