南アフリカ紙のビジネス・デーは18日、「中国経済の実質成長率は予測を上回った。これは、世界第二の経済国の『軟着陸』に対する投資家の自信を強めた。中国経済の驚くべき成長はヨハネスブルグの株式市場にも影響を与え、金属セクターはここ数年の最高を更新。そのうち、中国需要の影響を強く受ける銅鉱業は18日の株価が2%上昇、3か月ぶりの最高値を記録した」と報じた。
ゴールドマンサックスの会長で、BRICSの名付けの親であるジム・オニール氏は17日、「8.9%という成長率は中国が『硬着陸』すると予測していたアナリストにとって寝耳に水だっただろう」と述べた。ジム・オニール氏は、中国の今後10年の成長率は7.5%、ドルレートで換算すると、世界の経済成長に対する中国の貢献度は欧米の総和を上回ると予測した。
ブルームバーグは中国経済が減速したことについて「輸出需要の減少と物価や不動産に対する抑制策が主な原因である」と指摘。その上で、「今回の結果をうけて、中国政府は『成長の安定』を経済政策の基調とする方針をさらに強めるだろう」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月21日