5.ハードとソフトのサービスがぎくしゃく
盛田昭夫氏は1989年に、「わが社のハードとソフトは車の両輪のように、速度が一致している」と述べている。ソニーの創業者はソフトとハードを同一視していたのである。ソニーは33年前に「携帯できる電子製品」構想をすでに持っていたが、ソフト開発やウェブサービスの普及はアップルの後手を回らざるを得なかった。
以上の5つの要因を挙げた片田江康男氏は、ソニーが色あせたのは創業者の井深大氏と盛田昭夫氏の経営理念に背いたことが大きいと結論付ける。現在のソニーは依然として家電業界の覇者ではある。
しかし、その本質を忘れた経営陣の下では、ソニーが没落する日も遠くないのではないかと同氏は言う。
(内容は新華網より)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月3日