林国本
北京市は中国の特色のある世界的大都市への発展というキャッチフレーズを打ち出し、単なるキャッチフレーズのみにとどまらず、2008年の北京オリンピックの開催を契機にすでにそのスタートを切ったと言ってもよい。
このところ、北京南部の工業パークの大発展、南西部への展開、北京南部における首都第二空港建設の準備など、グランド・デザインを描出する布石が次々と打たれている。
20年前の北京のイメージに浸り切っている人たちにとっては、この変化はまさに天地を覆すような変わり様と言えよう。
特にCBDといわれる朝陽区の変化はめざましいものである。往時の朝陽区のイメージはもう永遠に過去の残像となったと言えよう。
そしてかつての西城区と宣武区の合併・統合、東城区と崇文区の合併・統合によってさらに大きな変化が起ころうとしている。