世界ぜいたく品協会によると、春節(旧正月)期間に中国人観光客が海外で購入したぜいたく品の総額は、昨年同期比28.57%増の72億ドルに達し、過去最高を記録した。昨年は56億ドル、一昨年は49億ドルだった。
春節期間だけで、72億ドルの消費が流出したことになる。世界ぜいたく品協会によると、中国人の海外におけるぜいたく品の消費は国内よりも4倍以上多く、消費が著しく流出していることが分かる。
中国市場に詳しい上海のある企業によると、2010年に中国人観光客が海外で使ったお金は540億ドル、2011年はこれより12%~14%ほど多いという。易趣ネットによると、海外の商品を直接手に入れられる代行サイトを開設したところ、毎月の訪問数が3~5倍になったという。専門家は、2012年は、代行による海外製品の取引額は480億元になると予測している。