中国などの著しい成長以外に、新興経済国での小売業の迅速な発展も注目の的であり、アジアの今後4年の経済における見通しが明るい要因の一つだ。例えば、東南アジア最大の新興経済国インドネシアの市場の潜在力は大いに魅力的であり、近年海外の小売業の進出が目まぐるしい。フランスのスーパーマーケット最大手カルフールや韓国流通大手のロッテなど以前からインドネシアで成長を見せている企業を除けば、様々な海外の小売大手が進出準備を早めている。アメリカだけで見ても、既に16社のフランチャイズ経営企業がインドネシア市場に進出し、うち飲食業が最も多いという。
インドネシアの小売業と消費者の成長率は中国には劣るものの、日本や韓国、オーストラリアなどの先進国よりは高く、今後4年以内の都市平均成長率は4.5-5%に達すると予測されている。また、インドネシア小売業協会の副会長は「わが国の小売業の見通しは明るく、年平均成長率は10-15%に達し、今年の売上高は前年同期比15%増の138兆ルピアに達するだろう」とインドネシアの小売業界が自信満々であることを示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月3日