財政部の謝旭人部長は、「物価を上昇させる要因が多く、今年は物価が上昇する可能性がやや高い」との見方を示した。需要拡大と消費刺激策の効果が弱まる一方で、エネルギー価格の上昇は短期間に解決されそうにない。中国は大口商品価格の上昇だけでなく、農産物の供給が減るといった問題を抱えており、物価が上昇する可能性はきわめて高い。
財政部をよく知る情報筋は、「物価の上昇圧力がCPIの動向によって軽減されることはない。物価の上昇を抑制することが財政政策の主要な課題となるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月10日